彼という隣人。



先日、前倒しで
誕生日のお祝いをしてもらった。


彼は本当によくできた人で
何が凄いって

彼女の誕生日に
手作りでフレンチのコースじみた料理を
振る舞う男が何人いるんだってこと。


しかもバレンタインに
手作りどころか既製品すら渡していない
なんならバレンタインデーを
完全に忘れていた彼女のためにだ。

ちなみにバレンタインには
何処かのホテルの限定チョコを
プレゼントしてもらった。


貰ってばっかりだな、わたしは。




最近ダイエットに燃えるわたしのため
サラダは2品。

さらにブロッコリーのアーリオオーリオで
結構野菜料理たっぷり。


メインは淡白な白身魚のポワレ。

ちょっと聞いたこともないような
ジャガイモのソースまで手作り。


サラダのローストビーフも
もちろん手作り。

まさかのドレッシングまで手作り。


女子力云々で一蹴できないレベルで
彼ができた人間すぎる。



デザートにはチョコレート控えめの
ブラウニー生クリーム添え。


ここまでいくと悔しさとか感じないわ。






与えたがりの彼も幸せそうなので
今は何も言わないけれど
楽しめるのはいつまでかしらと

そんな意地悪なことも思う。


いつまでもこんな日々が
続くわけがない。

続くわけがないと思っていた方が賢明だ。

一種の防御ね。




日常が欠けてしまうと
ダメージが大きい。

だから彼を日常にはしてやらない。


お前は全然気を許してくれないなぁと
彼は笑うけれど、知ってほしい。

この境界線がわたしの愛である。





ただそれとこれとは別の話で
いい加減バレンタインのお返しは
した方が良いと思う。

貰って嬉しいものは返すべき。

ね。





「おんな」を生きる

女に生まれるのは運だけど 女を生き続けるのって難しい。 せっかくの性を 余すところなく楽しみたい 強欲アラサー女の生き方。

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